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高森明勅
2014.6.21 11:54

河野談話の検証報告書につき共同通信の取材を受けた

政府は20日、河野談話の作成経過について、
有識者による検討チームの報告書を公表。

同日夜、これについて、共同通信の記者からコメントを求められた。

複数の識者に感想を述べて貰う、と言う。
承諾すると、
まず長文の報告書全文が届く。

30分ほどひたすら読む。

その後、5分ほど感想を述べた。

ほどなく、記事の該当部分がチェックの為に送られて来る。

私の発言として採用されているのは、次の3箇所。

河野談話は歴史的事実を明らかにするものではなく、
日韓両国の合意の上で成り立った、極めて政治的なステートメント
だったとはっきりした」


慰安婦の募集に強制があったのかという本来の論点をあいまいに
ている」

「両国が歴史的事実に向き合い真の友好関係を築くためには、
談話の見直しが必要だ」

他にも取り上げるべき発言をしたつもりだが、やむを得ない。

一切、手を加えないでOKした。

日韓両国は、よほどの覚悟で従前、積み重ねて来た欺瞞を
払拭しなければ、
真に安定した相互の信頼関係を取り結ぶのは、
不可能だろう。

それにしても、私の携帯電話に直に連絡が入ったのは、
どうしてか。

私は普段、名刺を持ち歩かないし、名刺にも携帯電話の番号は
入れていない。

家族以外はごく限られた人にしか伝えておらず、
それらの人にも他言無用と釘を差している。

どこから洩れたのか?

そう言えば、これ迄にも他のメディアから突然、
携帯に連絡が入ったことがある。

個人情報の保護を訴えて来たマスコミが一番、
そのことに無頓着かも。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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